♧『目であるく、かたちをきく、さわってみる。』
マーシャ・ブラウン 文と写真 / 谷川俊太郎 訳 (港の人)
ずっと前、大きな絵本で3冊に分かれて出版されていたもの。
コンパクトになって「港の人」というところから出版されていました。
『3びきのやぎのがらがらどん』の絵本でお馴染みのマーシャ・ブラウンさんの作品です。
みることは ー
みえるこことは ちがう。
みること
それは 目で あるくこと
あたらしい せかいへと。
小さな子どもと一緒に散歩をしていると、突然、
「あ!」
と足を止め、心が吸い込まれてしまったかのように、何かを見つめていることがあります。
初めてのものを見た時、その色や形、手触りに、心が震える。
そんな気持ちを子どもたちは持っていて、
「これは○○だからね、こういうものなんだよ。」
などという知識や先入観ではなく、感性でものを見るからかもしれません。
そうやって、ものを見ると、心が自由になったり、羽ばたいていけたり、問いが生まれたり・・・。
この本で、マーシャ・ブラウンさんの写真と文章は「あたりまえ」という枠をはずしてくれて、
新しい世界への冒険の旅へと誘ってくれます。
0
28
7月
Posted:
7月 28, 2015 火曜日 at 10:02 am