❁クリスマスローズ
クリスマスローズ キンポウゲ科 ベレボラス属 多年草
学名 Helleborus 別名 レンテンローズ ヘレボラス
「あ!」
外から帰って来て、玄関の扉を開こうとした瞬間、懐かしい顔に再会。
ほっこりと心が明るくなりました。
クリスマスローズの花が、一輪、咲いていたのです。
うつむき加減に咲く、柔らかな色の花。可憐です。
北側の日陰に育つ植物は・・・と、何年も前に植えたクリスマスローズ。
植えて数年は、花を見せなかったけど、今では、毎年、春の兆しがみえるけど、ちょっとまだ寒い、そんな季節に花をつける。
どうしてクリスマスに咲かないのに、クリスマスローズというのか?気になって調べてみると・・・
「クリスマスローズ」の名前は本来ヘレボラス属の中でも「ニゲル」という一つの種につけられた名前で、その品種は、イギリスの気候で毎年クリスマスの時期になると咲きだし、花びらが5枚の一重咲きの姿が野バラに似ていることから、クリスマスの頃に咲くバラ「クリスマスローズ」と呼ばれるようになったそうです。
なるほど。
日本では、その品種のみでなく、ヘレボラス属全体を「クリスマスローズ」と呼ぶ事が多いそうで す。
最近、園芸店では、真っ白な花や豪華な八重の花など、様々な種類のクリスマスローズが目を楽しませてくれます。
調べて驚いたのが、クリスマスローズの花びらは萼だそうなのです。
花びらはどこかというと、退化して、おしべの付け根を囲む ような小さな蜜腺として残っているということ。
なんだか奥深い、クリスマスローズの世界。
それはさておいて、この株、いつの間にか別の場所に、こぼれ種で増えていて、びっくりすることがあります。
葉っぱの形が独特で、地面から、ちっちゃな葉っぱが出ていると、かわいくって、なんだかクスッと笑っちゃいます。
株も年ごとに大きくなっているようで、何人かのお友だちに株分けをしましたが、元気にやっているようで、嬉しいです。
繊細な植物と思いきや、意外と丈夫。
まだまだ寒いこの時期。凜とした空気を、ホッとやわらげてくれる、そんな花です。
2月 20, 2013 水曜日 at 10:51 am