♧『花さき山』
黒い背景に浮かび上がった、一人の少女。 ページをめくると、次々と印象的な絵が展開されていく。
力強く、美しく。圧倒的な絵の力。
ひとりで山菜を採りに山へ入った少女あやが、老婆に会うというところから物語は始まる。
山奥に迷い込んだあやは、一面、見たこともないようなきれいな花々がさいているのを見て、驚く。
すると、老婆は、この花々の咲いている訳を話しだす・・。
・・・ 民話調の語り口と、絵の生き生きとした表現力とが、見事に一体となっている。
凛とした絵本。
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5月 15, 2012 火曜日 at 8:59 am