✵旅するハープ76(和みの時間)
秋深まるある日の午後、北九州のデイサービスセンター「なごみのさと」で、ハープを弾かせていただきました。
ハープの演奏で、慰問などをされている「ピア ハーモニー」というグループの活動に、ゲストで加えていただいた感じです。
メンバーの方々は、みなさん、とてもハープに一生懸命取り組まれていて、この施設へは何度も足を運ばれていました。
膝に乗せて演奏できるラップハープや、アイリッシュハープ、グランドハープ3種類もの楽器が揃い、楽しんでいただけたのではないかと思います(だったらいいな!)。
私は、グランドハープで「引き潮」など2曲演奏させていただきました。
みなさんは、弧を描くように椅子を並べて、座っていらっしゃいましたが、お顔を見ながら、その方の過ごして来られた人生(とてもはかりきれないものですが)、その一つ一つの人生の物語の重みを感じると、なんだか胸がいっぱいになりました。
そうして、そこでお会いできて、ご一緒できる事、本当にありがたいことだと思いました。
「昨晩は、よく眠れなかったんだけど、今日は、ハープの音色を思い出しながら、よく眠れそうです。ありがとう。」
そんな風に言ってくださる方もいらっしゃって、本当にメンバー一同、元気をいただきました。
月に一度、朗読に来ている方が司会をしてくださったのですが、とにかく純粋で優しい方で、お話していると心が洗われるようでした。
その方もハープを習われていて、
「私もがんばる!」
って、瞳をうるませておっしゃていて、これだけ純粋でいられること、チャレンジできること、そうして実際、継続して動けること、心底、すごいな!と思いました。
働いていらっしゃる方たちも、とても気持ちの良い方ばかりで、清々しい感じの「和みの時間」でした。
みなさん、本当にありがとうございました。
10月 15, 2014 水曜日 at 12:59 pm