✵旅するハープ75(人生の贈り物)
10月12日、佐世保の大川さんのスタジオ「Studio One」で、オブリガータ(歌、キーボード、ハープ)のコンサートをさせていただきました。
彼女らしく、スタイリッシュにまとまったスタジオでの演奏でしたが、途中、長崎のお菓子が振る舞われたりと、温かいムード満載でした。
お客さんにコーラスをされている方が多く、和嶋さんから歌のワンポイントアドバイスなどがあって、喜ばれていました。
曲目は、もみじ、里の秋などの童謡、スタンドアローン、愛燦燦、キーボードとハープの展覧会の絵、など、幅広いものでした。
中でも、アンコールの曲、「人生の贈り物」は、その歌詞が本当にすばらしく、共感されてふっと目頭を抑えられる方々がいて、私も、演奏しながら、涙が出そうでした。
さだまさしさんの曲なのですが、ものすごく端折って一部だけを要約すると、
歳を重ねてきて、季節の花の美しさに気づいた。今は、一緒に沈む夕日を一緒に眺めてくれる友が居れば 他に何もいらない。
というような歌なのですが、歌詞は、実感を伴って、美しく織り込まれていて、本当にすばらしい曲だなと思います。
確かに、歳を重ねてくると体力や気力、失うものも多いけど、心の中には、たくさんの悲しみや喜びなどの思いが積もっていて、見るものが今までよりも深く色づいていることも。
そうして、ある日、ふと、今まで何とも思っていなかった事が、実は「当たり前」ではなかったことに気づき、そして、今更ながらに感謝する。
そんなことも多い気がします。
一枚の紅葉の葉を手にとって、今、この時にしかない美しさなんだなあと、なんだかとても愛おしくなったことでした。
OFF
12
10月
Posted:
10月 12, 2014 日曜日 at 8:34 pm