✵旅するハープ57(風に吹かれて)
一昨日は、百道浜公民館のすぐ近くの「いこいの家」で、フルートの衛藤瑞子さんと一緒に、小さなコンサートをさせていただきました。
公民館のYさん、人間関係が希薄になりがちな昨今、様々な「関わり」を作り、又、それをより進め、深めていく、体がいくつあっても持たないだろうというくらいのお仕事をされていて、いつも、頭が下がります。
今回は、公民館での内容を見て、Yさんを通して依頼をくださったTさんともお知り合いになれました。
お会いしてみると、とても美しい方でびっくりしましたが、てきぱきと的確に動き、お声かけもとても上手で、またまた驚きました。
コンサートの間、Yさんたちは冷房のないキッチンでみんなのために食事を作ってくださっていたのですが、それがまた、色合いも味も見事ですばらしいこと。
ボランティアの方たちも、文句一つおっしゃらずに動かれていて、本当に感謝でした。
コンサートでは、ハープとフルート、ハープ弾き語り、ソロ、それから衛藤さんにはオカリナ演奏もしていただきました。
「みなさん、ご一緒に歌ってください」という事を毎回していますが、来てくださったみなさんのお声を聞くと、毎回感動します。
今回は、「意志のある歌声」というものに、とても感動しました。
曲のイメージをしっかり持って歌う、それに加えて今までの人生経験からの深みが加わる・・・その、すごさ・・・それが伝わってきて、心が躍りました。
自分なりに、その日のテーマは「旅」で、
風に吹かれて ふと思う 歩いてきた道 長い旅 ・・・
という出だしで始まる自作の「風に吹かれて」という曲を持って行っていたのですが、まさに、その、旅の途中のみなさん(自分たちをも含め)の、今の思い、今の心の深み、そんなものが集まった時に起こる魔法のような時間、それをみなさんが創り出していて、なんだか、大きなパワーをいただいた感じがしました。
いつもさりげなく椅子をさっと出したり、荷物を運んだりされる方。
ニコニコして、周りの方に「嬉しい一言」を振りまかれる方。
チャーミングな笑顔で、手品を見せてくださる方。
自分たちは汗だくになりながら、笑顔で食事を配っていらっしゃる方。
力強く場を盛り上げる方。
その場にいることで、本当に、たくさん、感動をいただきました。
感謝でいっぱいです。ありがとうございました。
7月 24, 2013 水曜日 at 1:31 pm