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いつも心に花と羽

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✵旅するハープ39(星に願いを)

キーボード奏者の大川さんから、依頼があったというお話で、ハープを持って、長崎の「さざなみ保育園」に行ってきました。

いつもながらの、すばらしい歌声の和嶋さんが、いっぱい「童謡」を歌ってくださって、それに、大川さんの臨機応変なキーボードが加わり、ハープを加えさせてもらっての演奏。

子どもたちも、知っている歌を、体中から声を出して歌ってくれたのが、とても印象的でした。

又、この園に毎年訪ねていらっしゃる絵本作家さんの絵本に大川さんが曲をつけ、子どもたちに、絵と音楽と語りで楽しんでもらいました。

 

今回は、大川さんが創った「夢」という曲も演奏するというので、ハープのソロは「星に願いを」にさせてもらいました。

和嶋さんが、子どもたちに夢は?と尋ねると、元気よく「仮面ライダー!」と叫ぶ子、「あのね、あのね」と、話が止まらなくなる子・・・。

 

お昼は、絵描きさんに描いてもらったんだという、天井まで届くのびやかな絵に囲まれたスペースで、園児たちと一緒に給食をいただきました。

(ちっちゃな椅子に、果たして座れるのかな?と心配でしたが、何とか・・・)

人なつっこい子どもたちが、兄弟の事とか、友だちの事とか、次々とお話してくれて、その、まっすぐでキラキラした瞳に、見とれていたら、

トントン、と肩を叩かれて、振り向くと、男の子が立っていて、何も言わず、小さな袋を差し出していました。

「そっか、お母さんの手作りの給食袋なんだね。すごいね!」

彼は黙ってうなづいて、くるんと振り向いて行ってしまいましたが、なんだか、感動で涙が出そうになりました。

「見せてあげたかったんだよ。」と、横から私に言う5歳の女の子のお姉さん顔。

なんだか、みんなに、すごいエネルギーをもらいました。

 

「あそこは、ドームのようなホールのある保育園なのよ。」と大川さんから聞いていて、一体どんな所だろう?と思っていましたが、本当に、ほぼ球体の木材の建物は、園長先生がこだわって、外国から取り寄せたものだそうでした。

園長先生のお話を聞いていると、「こんな事もしてみたい。」「あんな事も・・・。」と、前向きでチャレンジ精神いっぱい!

子どもたち、そして保護者の方たちを喜ばせるアイディアが次々と湧いてくるようで、本当に活き活きとしていらっしゃるのが、印象的でした。
ドームの天井にくりぬかれた三角の窓たちから、夜には星が見えて、夏には、その窓もドアも開け放して、外でも部屋でも楽しめるコンサートをする事もあるんだそうです。

「次は、夏に来てください!」と、喜んでくださったようで、本当によかったです。

 

小さな夢を持って行けたらな・・・と思って伺ったのですが、星のような建物の中で、たくさんの活き活きした夢たちが紡がれ、語られていく・・エネルギーをいただいたのはこっちでした。

ここにいる子どもたち、そしてみんなを守っているみなさんこそ、お星さまみたいだなって、胸一杯の思いで、「さざなみ保育園」を後にした事でした。

 

いつもながら、園長先生、保母さん、お母さん、みなさんのご協力のおかげでコンサートができました。ほんとうに感謝しています。

又、ハープの運び込み、移動などにも手を貸していただき、本当に、ありがとうございました。

mari


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