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いつも心に花と羽

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✵母の入院

春を待つ日々・・・。
91歳の母は足腰も強く、買い物や料理もでき、そうじは趣味、そしていつも絵を描くための構図で頭がいっぱい、ということで、父亡き後、ずっと一人暮らしをしていました。
みんなに迷惑をかけまいとしてか、「大丈夫?」とか、「何か助けることはない?」と言うと、気分を害するくらいの強気の母。

ただ、同世代の友人が少なくなって寂しい、デイサービスって楽しいのかしら?と、言うようになったので、要支援の認定を受けようとしましたが「該当せず」とのこと。
なるべく家族が連絡をとり、行くようにしよう、という日々でした。

昨年暮れ、背中の圧迫骨折をしてしまい総合病院に。
「入院すると(病院に人手が足りないので)リハビリができない。痛みがあっても歩かないと寝たきりになってしまう可能性が大きいので、できれば連れて帰ってご家族がリハビリをしてあげてください。」
とのこと。
それで家族が交代で母の家で介護をすることになりました。

背中の痛みもだいぶよくなり、トイレに行ったり来たりの往復もだいぶ足元がしっかりしてきたので、コルセットを作ってもらいに整形外科に連れていきました。
その病院はとても評判がよく、専門家の方がリハビリもしてくださるので、しっかり見ていただこうと数日母を入院させていただくことにしました。

すると2日目には
「家に帰りたい!なぜ、こんなところに閉じ込めるの!」
と、よっぽどつらかったのか先生や看護師さん、家族に怒り出してしまいました。
先生は、リハビリに通えるのならいいでしょう、ということで急遽退院。

もう一度、母の家で家族交代での介護をしていました。
以前のようにベッドから転げ落ちることはなくなったのですが、
夜、何回も睡眠導入剤を繰り返しのもうと起き出してくることがあり「夜間せん妄」というもののようでした。
その度に家族がとめるのですが、どうも、その薬に固執しているのが不安・・・。
数日何もなかったので、もう大丈夫かと一晩一人にしたその日、
夜中なのか明け方なのか、玄関から出て「助けて!」と書いたメモをマンションの廊下に落とし、
翌朝来てびっくり!しかも、玄関にチェーンをかけているので家に入れない。
マンションの管理さんにも相談して、消防の方を呼ぶ始末。

呼び鈴を押しまくり、ドアを叩き、大声で呼んでもだめ。
こうなったら、ドアを壊しますね、と消防の方が準備を始めたその時、ドアが開いて、母が「なんだか騒がしいわね。」と。
で、こんなメモがあったから・・・と説明しても本人は覚えていない。
でも、自分が何かわからないことをしてしまったと、その事にショックを受けていました。

きちんと意識がある時に睡眠導入剤のせいかもしれない、もうのまない方がいいよと説得すると、あれだけ依存していたその薬をピタリとのまなくなりました。

一人で歩けるし、買い物に行き、料理も自分でやりはじめ、それでも何があるかわからないので泊まり込んでいたある日。
「わたしを監視しないで!」と、言い出し、家政婦さんも自分でお断りを入れていました。

心配ではありますが、元の母の姿に戻ってきたのでその尊厳を尊重し、家族が付かず離れずという距離感を持ちながらも、元の一人暮らしの生活に戻っていました。
この間、今回はさすがに要支援なのでは・・・ともう一度認定を申し込み「要介護1」の認定をいただいていたので、ケアマネージャーさんと色々相談できることになりました。
おかげさまでデイサービスに通わせていただけるようになり、外の人との関わりももててよかった!

というところでしたが今度は、脳外科への入院が必要になり(硬膜下血腫)、今入院中です。
右手が思うように動かないようで、どこまで回復できるのか不安ですが、今回は看護師さんが親身になってくださっていて今後の生活についても心配してくださっています。
ケアマネージャーさんと話をして、必要があれば今後のためにリハビリのできる病院へ転院させてくださるそうで・・・。
母の意思は大事にしたいと思いますが、体のこと、素人にはわかりかねることばかり・・・。

退院後のことも、素人判断ではなくケアマネージャーさんとご相談できるのが、本当にありがたく思われます。

 

mari


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