Flying Island

いつも心に花と羽

RSS 2.0

✵野ウサギ!

ウサギを飼っていた。
ある時、ホームセンターに売っていたミニウサギを見て、その愛くるしさにノックアウトされて。
ピッピと名付けたそのウサギは、どんどん大きくなって、ミニではなくなった。
「すごいね!ミニウサギなのにね。大きいね!」
家族みんなで感心することしきり。

ケージから出して遊ばせてあげようと思ったら、もう、どこまでも跳ねて行く。
楽しいね、よかったね、と思っていたが、さて、ケージに戻そうとした瞬間冷や汗をかく。
つかまえられるのだろうか?
・・・

結局、あなたはあっちね、きみはあっち、わたしはこっち!と、手を広げて子どもたちと走り回ることに。
遊ばせてあげるなんてとんでもない、遊ばせてもらっていた(汗)・・・。
とっても元気いっぱいだったピッピちゃん。

ピッピがいなくなって心に穴が空き、しばらく落ち込んでいた。
ウサギをなでてみると、その毛の柔らかさに心が溶けていく。
子育て真っ只中で毎日走り回っていたけど、だからこそ、その瞬間の癒やしが忘れられなかった。
そんな時、ネットでアメリカンファジーロップイヤーという種類のウサギを見た。
おっとりしていて、抱っこもできるらしい。
動物も性格があるから、跳ね回りたい子も、抱っこされたい子もいるようだ。
・・・
ということで、矢も盾もたまらずファジーロップイヤーを探しに
・・・

そうして出会ったのが耳垂れウサギ リリィだった。

意志の疎通ができるかというと?だけど、おっとりしていて、抱っこされてもじっとしている。
見ているだけで笑顔になるし、スキンシップで気持ちが和む。

子どもたちも、その頃やっていたピアノ教室の生徒さんたちも、リリィにはほっこりした時間をもらった。
リリィと過ごした時間から生まれた曲がこれ『Lily’s Cradle Song』。

もう何年も前のこと・・・と、ウサギの思い出にふけっているのはなぜかというと、

ここ数日、毎日のように近くに野ウサギが現れるのだ。
家の裏にある駐車場に車を停めようとすると、そこにいる。
近づいていくと、草むらに飛び込んでいくのだけど、
距離を置いて見ていると、しばらくじっとしている。
いつも同じウサギ。

ピッピも、こんなふうに自由に生きていたかったんだろうな。
食べ物がないから、山からおりてきたのかな?
どうしてひとりで?
家族は?
いろんな疑問も頭をよぎる。
今日も会えるかな? 野ウサギ。

mari


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

最近の更新:



 ★One Smile, One Step♪★

心の中をのぞいたら、
みんなが持っている
愛の花と、自由の羽。

心の天気は変わりやすくて、
見えないこともあるけど・・・。

しあわせは、きっと、そこに♪

Welcart ログイン