2013年09月21日(土)

快晴
参加者(吉武、武内、野中、平田)  315km(8時~18時30分)

 阿蘇外輪山の押戸石のパワースポットの霊験或いはパワーなのか、爽やかな秋晴れの大観峰の駐車場に着き、久住、阿蘇の雄大な展望を楽しんでいたら、目の前にバイク9台が止まり、ヘルメットを取ったのが林さんとそのツーリング仲間だった。お互いの行動は全く知る由もなく、なんでこんなところにいるのといった感じで!パワースポットに寄道していなかったら、同一時間に大観峰にいることもなかったので、不思議な遭遇となった。
 昔は暑さ寒さも彼岸までと言われていたが、今年の異常気象の続きか、この日の最高気温は熊本で34℃まで上がった。まるで1か月前の真夏の気候に戻っている。大観峰ではススキの穂も開き、涼風の秋風が心地よかったが、一旦山鹿市まで下りてくると、ヘルメットの中が蒸し風呂状態。天気は快晴、ツーリング条件としては申し分なく、久し振りの阿蘇くんだりとなった次第。
 いつものように野中さんとは太宰府吉木で待ち合わせ。土曜日の朝なので、たまには都市高速の下道を通ることにしたが、野芥を過ぎたあたりから所々で渋滞し、車の横をすり抜けるのが大変だった。これまで通り小笠木峠を回った方が、ストレス無く走れるので、これもまた1つの教訓にしておこう。
みなみの里 筑前町の道の駅「みなみの里」で小休止、お土産を調達するにはまだ早かったが、秋のフルーツを始めおいしそうな物が沢山並んでいた。杷木町付近の柿畑には直ぐにでも収穫できる物と、葉っぱと同系色の青柿とが目に付いた。いつものように筑後川土手のルートを遡り、日田市を通り抜け大山町に向かった。木の花ガルテンを過ぎた辺りで、1台の軽トラックからパッシングされる。車列の先頭ではなかったので、前3台の車について行くだけだったが、一向に取締をやっている気配はなく、バイクのライトが点灯しているぞという合図だったのかなと考えながら進んでいった。そうしたら忘れた頃にレーダーによるスピード取締をやっていた。山村の40km道路だったので、先頭にいたら強制的に道草を喰わされるところだった。クワバラクワバラ!

 小国町に着いたのは11時過ぎ。ここで給油せず、大観峰まで行ってしまうとガス欠必定。満タン=安心の状態とし先に進むが、ミルク道路と合流する直前に押戸石のパワースポットの看板が目に入った。ここはテレビでも紹介されていたので、寄り道は是非ものと側道に入り込む。最初は広域農道で問題無く走れたが、更に分岐があり、車が離合できない道に入り込むと、砂利道が続く。車が来なければ良いが、もう既に土埃を巻き上げる車が前に1台。更に前方から車が2台。止まったり除けたりと一苦労しながら駐車場へ到着。そこで環境整備協力金200円を払い、いざパワースポット押戸石へ小高い斜面を登り上がる。
押戸石の丘押戸石の丘

正味2分も歩けば人工的に配置されたという巨大石が並ぶ丘の頂に着く。

押戸石の丘押戸石の丘

事前説明の時にパンフは貰ったが、多くの石が並びすぎ最初はどれが何という石か分からない。ここからの眺めは、北に釈迦岳、東に久住連山、南に大観峰、阿蘇山と360度展望がきいてすばらしい。

押戸石の丘押戸石の丘

牧草地の真っ只中はススキ野が広がり、冬に向かって牧草の刈り入れをやっている農家集団が見えた。皆で久住山をバックにパワースポット石の前で霊気と共に写真に収まる。

押戸石の丘押戸石の丘

のんびりした後、時計を見ると12時を回っていたので、食事処を求めて来た道を戻る。

 近くにはドライブインタイプのレストランもあったが素通りし、そば街道に向かう。戸無バス停別に心当たりが有るわけではなく、秋といえばそろそろ新そばという連想ゲームだ。辿り着いたのは山中の木立に囲まれた戸無そば茶屋。バス停があったがダイヤが日に2本では来た人はどうやって帰るのか心配になってしまう。品書きではそば会席がお勧めで、2800円也とちょっと高めだが、武内さんは味に満足しながら、ほぼ噛むことなくおいしそうにつるつると流し込んだ。そばの量も2人前近くあり、量にも質にも満足したお昼となった。

戸無そば戸無そば

 昼食後は大観峰へ向かい冒頭の遭遇となった。この日はバイクも50台以上止まっていたので、ライダー御用達の人気スポットはいつの時代(30年前)も同じ。緩やかにカーブするススキ野が続く丘陵地帯を走り抜け、菊池渓谷に下ったがまだ紅葉は早い。

大観峰からの眺め緑彩館

和水町の道の駅「緑彩館」でお土産調達と小休止したが、隣の温泉が改装中で品物が余り無かった。南関経由で大牟田市から湾岸道路に入り込み、大川まで走る。途中、野中さんとは柳川付近で別れた。湾岸道路は高架化がかなり進み、渋滞もなく快適に走れるが、惜しむらくは佐賀市まで伸びていないので、下りてから三瀬峠までが最短で行けなかった。毎回同じミスルートを走ってしまう。もう少し地図を頭に入れなければと反省ばかり。18時過ぎに三瀬峠を通過するが、この時間になって漸く涼しく感じられた。今回も無事に秋晴れのツーリングを楽しむことが出来、満足のゆく1日だった。(by 平田)

野方 → 大宰府吉木 → 筑前町みなみの里 → 日田 → 小国町 → 押戸の大石 →戸無の茶屋(そば懐石) → 大観峰 → 菊池渓谷 → 山鹿市 → 大牟田市 → 佐賀市 → 三瀬峠 → 野方

blog/2013年09月21日_土.txt · 最終更新: 2022/02/06 00:34 by 127.0.0.1