2022年11月19日(土)

天候:曇り時々小雨
参加者:田崎、武内、菅原、平田正義、石橋(途中棄権)
走行距離:210km(8時~18時)
記録:平田正義

 「この時期の紅葉だったら菊池渓谷ですかね、調べておきます」との武内さんからのメール返信。阿蘇山からの清流に紅葉が映える赤、黄色の渓谷美、久しぶりに楽しめるかなと考えていたが、前日の天気予報では熊本県は勿論、県南及び西方面の降水確率が上がってびっくり。雨に逢わずに済むのは県北や山口県辺りで、急遽行先変更のメールを入れる。
 集合場所はいつもの福重ナフコ、そこで行先の相談とインカム接続。コネクターの接触不良はあったが、Bluetoothは問題なくつながり田崎さん、武内さん、平田の3人はインカムで通話しながら走りだす。福岡市内(R202)を抜けR3号経由で北上しつつ和布刈り公園、白野江植物園等を候補とし、後は天気次第。ところが市内赤坂交差点で右折するタイミングで、ちょっと待ったが掛かる。石橋さんが右折前の横断歩道で自慢のバイクを押して渡っている。何事か?先頭4台は右折したところで待機し、様子を伺う。離れているので事情は分からないが、数分後に石橋さんが交差点を右折、皆が待つ場所へ。「今日のツーリングは止めておきます」といきなり棄権宣言!
 帰宅後の連絡によると「夏場にオーバーヒート気味になりエンストした事は何度かあるのですが、この時期のエンストは初めてで少々「パニクリ」ました。しばらくするとエンジンは掛かりましたので騙し騙しバイク屋さんへ直行すると「今とても混んでいて暫く預かれない、12月に入ってから再度持ち込んでもらって良いですか?とりあえずエンジン音を聴く限り大きな問題は無さそうです。もしかしたらゴミが何処かに詰まったかも知れませんね」との事でした。」
 残念ながら石橋さんとは走行後10kmでお別れ、行ってきます!天気は空一面を覆う薄曇り、何とか帰るまでこのままでと祈りながらR3を北九州方面へと向かう。道路状況は3車線が車で一杯だが、交通の流れは良い。菅原さんのヘルメット頂部につけたカメラが風圧を感じるくらいのスピードはキープできる。普段のツーリングでは中々国道オンリーで走ることはなく、しかも交通量の多いルートとなると面白みに欠ける。気持ち的には海岸線や峠道に入り込み、右に左にタイヤをまんべんなく接地したいところ。ツーリングの醍醐味はどこへ行ったと内心思いながらも、いつ崩れるか分からない天気の事を考えると最短距離の移動しか選択肢はない。
 10時過ぎの休憩にスペースワールド跡地のイオンモール八幡東に立ち寄る。フードコートのコーヒーで暫しくつろぎ、その間時折青空も垣間見られるので山口県長府まで足を延ばす相談がまとまる。イオンモール八幡東の建物も相当広かったが、隣に立つジアウトレットは更に広大だったと後で分かった。次回は是非こちらのショッピングもトライしてみたいものだ。小倉北区のR3で案内を見落としR199へ侵入。だが結果的にはR199の方が海岸線に近く、歴史的な港湾施設を始め海が間近に眺められ良かったようだ。関門国道トンネル入り口でバイク4台分の440円をまとめて払い、トンネル入坑。1958年3月に開通し3,461 m(うち海底部分780 m)の長さで、ひっきりなしに通行する車両でPM2.5は相当な濃度と思われる。通行するたびに、以前トンネル内で渋滞にはまって大変だった事が思い出される。
 12時過ぎに着いた城下町長府では、ナビの目的地を設定していなかったこともあり、狭い道を町外れまで通り過ぎUターン。お昼の時間だったが先ずは観光し、その後食事を取ることに。目に付いた駐車場に入るが、入り口ゲートバー付近は傾斜地のためバイク乗車で発券するのは困難な為、後で駐車券を取ろうと車止めの隙間から入る。しかし後の祭り、車両検知しないと発券されず。さあ困ったが、小雨も降り始めたので問題解決は後回しにし、観光優先。付近にある名所の中から相談の結果、長府毛利邸見学となった。建設は1898年で、当主の毛利家14代の毛利 元敏公が、東京から戻ってくるときに建てた邸宅。池泉回遊式庭園、枯山水庭園、書院庭園、中庭等を配置し静かな佇まいで、四季を通じて景観が楽しめるように造られている。毛利 秀元公の銅像の前で集合写真を撮って駐車場へ戻る。


 駐車料金は60分100円、果たしてどう払うか。無理に精算機に投貨すると後から出庫する人に迷惑が掛かるかも、色々考え管理会社に電話し指示を仰ぐことにする。すると15分位で警備の人が来るといわれたが、小雨が降っているしお腹も減っているので、代金を精算機の上に置いておく事で解決。

 観光後R2号へ戻り、最初の食事処が集合する場所の「大ちゃんうどん」に飛び込む。この時何かの拍子に不通となっていたインカムの設定もやり直す。小雨で体も冷えてきたなかの肉うどんは温まり、セットの牛丼でお腹も満たされた。

 思ったより時間も経過していたので、食後は同じ道で引き返す事にする。あわよくば、雨が上がれば宗像の海岸線経由でと話していたが、15時過ぎまで小雨は止まなかった。関門国道トンネルの入り口に差し掛かると500m程の車列渋滞。ETCゲートにすればこんな渋滞は無くなるのでは等と、談義しながらじっと我慢。ETCなしの理由は2車線の侵入口があり、ゲート通過後は1車線なので事故の危険性が高い為だとか。それならそれで、事故を回避する方法を考えて貰わないと、SDGSの世の中にあって無駄なエネルギーロス、時間ロスが発生してますよ!
R3号で北九州市内を2度も通り抜けるのは何の芸もないが、天気に恨みをいうしかない。16時過ぎに宗像市でコンビニ休憩するまで小雨は止まず、今日の天気予報は見事に当たり。雨雲から逃避したつもりでも追いつかれ、それが抜けるまではぼそぼそ雨に見舞われた。唯一の救いは気温が高かったので、雨に降られても寒いという感覚は無かった事。宗像から先、雨は上がり日暮れとの勝負となる。東区あたりで暗くなり、ただ家路を急ぐのみ。田崎さんとは九産大付近の香椎バイパスで別れる。そこで問題発生、武内さんとのインカムは田崎さんのインカム経由で接続されていたので、中継器がなくなり武内さんとの通話は不可となる。
信号で止まった時にリアルインカムで意思疎通するが、その後何度も機器設定をするも徒労に終わる。
 真っ暗となった18時に帰宅。今回は事前の天気予報と降水確率は毎日変わり、当日になっても雨雲の動きが読めなかった。お陰で最近にはないツーリングらしからぬツーリングとなった上に、ゆっくり紅葉を愛でる余裕もなく、シーズンを締めくくるには不完全燃焼気味。
今の所、暖冬傾向にあるので年内のコンディションが良ければリベンジしましょう!

全行程
福重ナフコ(8時) → R202 → R3 → イオンモール八幡東(10時30分) → R3 → R199 → 関門トンネル(11時40分) → R2 → 長府毛利邸(12時30分) → 下関市「大ちゃんうどん」 (昼食13時30分) → R2 → 関門トンネル(14時30分) →R3 → 宗像LAWSON 休憩(16時10分) → R3 → R202 → 野方(18時)