天候:快晴
参加者:野中、吉武、武内、林、平田
走行距離:280 km (8時~18時10分)
記録:平田
今シーズン最初のツーリングは、2月の決起懇親会で既に3月末の花見と相談はまとまっていた。例年だと3月二十数日に開花宣言、1週間後に満開となるので月末の花見ツーリングを計画。結果的には大当たりだが、開花宣言が出たのは19日、早めに散らないかと気を揉む一幕も。
西海橋公園を最遠地に花見コースを相談。西に向かって先ずは桜並木がコーナーごとに迫りくる16曲がりを花見半分、コーナリング半分ずつと堪能しながら、鏡山山頂へと高度を上げていく。ほぼ満開の桜が今を盛りとし、花の間からは青海原や菜の花畑が見通せ、1年の中で最も奇麗な景色だ。山頂駐車場には先客の韓国おばさんツアー団体が、大阪のトラ柄コスチュームのおばちゃんに匹敵するほど、けたたましく話をしている。少し距離を置きながら山頂展望台へと向かう。ここでも満開の桜が出迎えてくれたが、花弁が白っぽいものも多く、下界の公園とは一味違う。展望デッキからは玄海灘が一望できたが、PM2.5なのか壱岐までは見えなかった。
次は900年前に植えられたという伝説が残る伊万里の明星桜。根本は2種類の桜が共存し、よく見ると花弁や若葉の出方が異なる。傍に小さなお堂が祭られ、地元民に昔から大切に守られてきたのが分かる。満開は過ぎていたが、時折風もないのに舞う花吹雪が歴史的な風情を感じさせてくれた。
閑話休題、南波多で終わっていた西九州自動車道が、当日の午後、伊万里市に向け延長開通したようだ。セレモニーの準備をしていたが、通れなかったのが心残り。次回の通行を楽しみに!
西海橋公園には早岐経由で向かうが、佐世保市街地方面との分岐点に差し掛かると渋滞にはまる。いつもの事ではあるが、ここで20分はロスタイム?急がば回れのルートを考えるべきか。公園は桜も多いが、やはり求めてやってくるのは狭い海峡に橋が架かり、海と陸地とのダイナミックな融合にある。駐車場はほぼ一杯、公園にはお弁当を広げている花見客が多い。針尾の電波塔、西海橋、桜と三拍子そろったところで集合写真を撮る。丁度お昼となったので橋のたもとのあらかぶ定食の店に寄ろうとしたが、満杯で次点の「魚力」に入る。アラ炊き定食、海鮮丼、海鮮ちゃんぽんとばらばらに頼んだが、それ程の時間差もなく提供され、質・量ともに皆さん満足のご様子。
次は地嬉野市納戸料の百年桜。丘陵地帯の茶畑に植えられた桜は山桜系で、若葉と同時に開花する。樹勢があって、枝ぶりも四方に広がり遠くからでも存在感がある。正にジャストオンの満開状態。地元の人の売店兼茶の接待処があり、お土産は買わずに嬉野茶のお替りまでしてしまった。
話は戻り、西海橋から嬉野まで新たなルート開拓の為、カーナビ案内を無視し、途中から虚空蔵山方面へ入り込み、先細りの道に苦労する。山屋の感覚で方角だけは分かっていても、道路状況までは見通せない。皆さん二度と通らない道、いや二度と来たくない道になったと思います、ご無礼しました。
気を取り直して佐賀空港の桜並木へと向かう。塩田、鹿島を通り有明沿岸道路の案内標識に誘われ、いざ初疾走。全線が繋がると大牟田までかなりの時間短縮、今後使用する機会も増えてくる。一般道に降りて走るクリーク沿いにも桜並木が続き、通行人にとっては一時のオアシス、植えてくれた人に感謝しながら田園風景が続く道を空港に向かう。交通量は少ないものの少し長く感じられる。沿岸道路が佐賀市街地寄りにあり、それから南へ進路変更。午後4時近くなっていたので、花見客の数は落ち着いていた。車が離合するのに難はなく、しかも通行量が少ないので片側車線に駐車し放題!というわけで、バイク5台を斜めに停めて、桜トンネルとなった花景色を見ながら暫し休憩。大分散りかけてはいるがまだ花見には十分。
今日はゆっくりと花見をしたこともあり、ティータイムは十分とれず、コンビニでコーヒータイム。休憩後、林さんはディナー予約の為、野中さんはここで東進の為、解散となる。残る3人は神崎経由で三瀬越えとなる。東背振の渓谷沿いにも桜並木(背振桜街道)があり最後の花見を堪能。昼間は5月並みの25℃近くまで気温は上がり、歩くとうっすら汗状態だったが、山間部を抜ける朝夕はまだヒンヤリとした。
余談ですが、私のホークはあと200km程でメーターが77,777kmとなります。次回ツーリングではきっと良いことがありますよ!
福重ナフコ → 鏡山 → 伊万里明星桜 → 西海橋公園 → 昼食「魚力」 → 嬉野納戸料の百年桜 → 有明沿岸道路 → 佐賀空港桜並木 → 背振桜街道 → 野方