天候:晴
参加者:田崎、野中、平田
走行距離:305 km (7時30分~17時40分)
記録:平田
台風18号、九州南部に上陸時には最大風速50m超とも予報され、そんなに大きな台風だったら当然北部九州にも影響があり、17日の最接近後の翌日も天気が心配された。当初の降水確率は40%。五分五分かなと半分諦めもあったが、上陸地点・進路・速度のどれも影響が少ない方へと変化し、前日の予報では10%まで下がった。ラッキー!とばかりに田崎さん、野中さんへ集合の確認メールを入れ、バイクの最終整備に入る。
集合場所のみなみの里では、既に野中さんがスタンバイ。横には他のグループのBMW等3台が駐輪。皆考えることは一緒で、3日間の連休最終日に天気が持ち直し、一斉にバイクのムシが走り出す。勿論、途中でも多くのライダー達とすれ違う。
ツーリングにとってベストシーズンなので、爽やかな高原ロードへということになり、目標地をミルクロードに。筑前町からはいつもの様に甘木、日田を抜けるルートが定番。但し、今回は7月の朝倉地域の豪雨災害も気になるのでR386を東走。特に三連水車の里あさくら周辺や杷木町はまだ災害復旧中で、土砂に埋まった水田や、山から流れ出た倒木の山が散見される。それも、それ程大きな支流ではないが、平野部に出て来たところで流木や土砂が扇状に広がっていた。もっと被害が大きいところは、国道から北側に入り込まないと行けないが、道路状況も悪いのでそこまでは行かず、ただ早い復興を願うばかり。
日田から天瀬に抜け、小国へ至るルートは何度走っても爽快だ。交通量も少なく、道路も適当にカーブするが狭くも無く、まさしくライダー天国。それもあってか一発免停や二輪車の事故多し看板が散見され、また集落付近には老人注意のおばあさん看板まであり、飛ばし屋ライダーでも思わずスピードダウン。
小国町には11時過ぎに到着し、中心部の道の駅で休憩している時にお昼をどうしようと迷っていたが、ソバ街道入口に着いた頃が11時30分。国道から100m入ったソバ屋の前で協議の上、「吾亦紅(ワレモコウ)」に入る事に。まだ昼食には早いと思ったが、駐車場は既に一杯で、店内は順番待ちの状態。それでも5分程で席に着き、ざるソバや、地鶏ソバを賞味。好みもあるが、温ソバは関東ルーツの黒つゆで味も醤油辛く、麺は茹で過ぎで食感が今一。次は別の店も開拓したい。
店を出たのが12時10分、意外と早く食べ終わり、いざ秋のミルクロードへ。逆光に輝くススキが見頃となった牧草地帯を、20℃の秋風を一杯に受けながら快調に走り、外輪山の展望台で阿蘇五岳を始め祖母・傾山等を眺めつつ一休み。高度感のあるカルデラ、澄み渡った青空、広大な景色は爽快そのもので、多くの人が台風一過の秋景色を楽しんでいた。
阿蘇五岳をバックに写真撮影後、菊池渓谷へと向かうが、2年前の地震による道路損壊(帰宅後のネット情報では、昼間は片側通行)で大津町方面へ一旦迂回。ミルクロードを下ると道路も狭く、集落を抜けて漸く菊池市、山鹿市へ。麓へ降りてきた事と、まだ30℃の残暑なので風を切ってもウィンドブレーカー内は蒸しかえる。
今日のもう一つの目的、大牟田三池港からは16日に柳川市内の高架が完成し、東部が全線開通した有明沿岸道に乗る。大川市までの24km、一度も一般道に降りることがないので、以前に比べ10分程の時間短縮。今後益々、熊本方面への利用価値が高まると期待。大川市東付近で沿岸道を降り、野中さんと別れる前にティータイム場所を探す。スマホでは中々良いところがヒットせず、目に付いたAEONのフードコートに当たりを付ける。ミスドで甘いドーナツと冷たいドリンクで一休み。定番のケーキセットではないが、休憩場所には丁度良い。
休憩後、野中さんは久留米方面、田崎さんと平田は吉野ヶ里方面と分かれた。佐賀の田園地帯は9月末には稲刈りが始まりそうな稲穂の垂れ具合。今回の台風も逸れて豊作間違いなし。300Kmツーリングにしては、帰りの渋滞にもはまること無く、順調に17時台には帰宅する事が出来た。皆さんお疲れ様でした。
野方 → 筑前町みなみの里 → 日田 → ファームロードわいた → 小国町 (昼食 吾亦紅) → 阿蘇外輪山(ミルクロード) → 山鹿市 → 大牟田市 → 有明沿岸道 → 大川市(ティタイム AEON) → 神埼 → 三瀬峠 → 野方