曇り、時々突風 記録:平田
参加者:野中、吉武、平田 走行距離:170km(8時~14時)
おっとっと、体が流される、体勢を低くして少しでも風の力を受け流そうとするが、それでも蛇行運転となる。台風18号が九州に最接近する中のツーリング。こんな風の中で走るのは春一番の中を走って以来久しぶり。10メートルを超える風が吹いていたようだ。
福岡では、台風接近で午後からの天気が心配される中(降水確率50%)、西方面の佐賀県は20%、それは行くしかないと目的地は佐賀県とし、昼食は唐津でとり、午後3時を目途に帰福出来る所に行くことに、相談はまとまった。野芥に集合していたので、三瀬峠を越えて佐賀に向かう。
今年の秋の訪れは早く、日中でも25度を超えることはなく、朝は20度を下回る。バイクで風を切ると少々肌寒い。道路に設置してある温度表示は19度。まして三瀬の山中を越え、嘉瀬ダムサイトで休憩したときにはすっかり秋の気配を感じる程だった。肌寒さを我慢しながら佐賀市内まで降りてくると、日が差し始め気温も上がりホッとした。帰り着くまでに見たこの日見た最高温度表示は25度。これ位なら快適に走れるはずだが、やはり台風の風で一日中体感温度は下がりっばなし。
適当に時間を稼ぐために一路南下し、取り敢えず有明海まで行くことにした。そこに佐賀空港があった。休憩するのに丁度良いかなと立ち寄ると、何故か駐車場には車が一杯。便数の少ないローカル空港なので、こんな光景は初めてだ。
10月5日は「空の日」ということで、空港を一部開放して記念イベントが開催中。我々もまだ立ち入ったことがなかったターミナルビルへ行ってみることに。親子連れがやけに多く、公園の駐車場からはシャトルバスも出ていたので乗車することに。発車して1分も走ったかなと思うターミナルビル前に停車、ここで全員降ろされた。余りの近さに帰りは歩く。
ターミナルビルの中では、記念撮影スポットや記念品の抽選会場があったが、いずれも子供向け、親子で楽しむイベントが仕込んであった。3階まで上がったが、滑走路が見えるスポットはレストランのみで、そそくさと外に出た。駐車場までの戻り道に化学消防車、県警ヘリ、YS11の展示があったので興味を持って覗いて回った。写真はヘリの前と、国産飛行機YS11の前で取ったもので、実物を見ながら説明板等を参考に、3人で感心しきりだった。
空港を後に黄金色の稲田を両サイドに見ながら北上し多久市、唐津市へと向かう。風を遮るものが無い田園地帯を走ると、冒頭の蛇行運転となってしまう。特に橋上を通過するときが大きくフラれた。唐津バイパス沿いには食事処が何かあるだろうと当たりをつけ、和食屋が目に入ったので入ることに。駐車場に車は止まっていたが、店内に客は無し。入口にイカの入荷無しと書いてあったが、それが目的では無かったので、まあいいやと入店。メニューを見ると定食類が充実しているようだ。お店の看板定食と天ぷら定食を注文し、出されたものを見て正解だったと初めて安心、食べて満腹となった。
店を出る頃には青空が消え、黒い雲が広がり始めていたので、途中のお土産調達も諦め、一目散に帰路に着く。その甲斐も有り一滴の雨にも遭わず無事帰宅出来た。天気と相談しつつのツーリングだったが、それでも秋の一日を楽しめた。
来月が今シーズン最後のツーリングとなるので、天気に恵まれ多くのメンバーと一緒出来る事を願っています。
野芥 → 三瀬峠 → 古湯温泉 → 佐賀市 → 佐賀空港 → 大町町 → 多久市 → 唐津市(昼食 百合野) → 西九州自動車道路 → 野方