快晴
参加者(野中、林、平田) 315km(8時~17時15分)
今年の10月は雨が殆ど降っていませんが、これほど快晴で無風状態の日も中々ありません。日本晴れの中のツーリングは久し振りでした。日が当たるところはポカポカ陽気で、朝夕に気温が下がるかと思い、しっかり防寒対策をしていったのですが杞憂に終わります。日中は夏日になりました。
行き先相談では、季節がらコスモスか紅葉見物かなという事とになり、甘木のキリンビー ル工場経由で、それから先はまた相談という事で出発です。小笠木峠経由で二日市に抜ける べく、鳥栖まで貫通している新幹線トンネル横を細い山道に入り、二日市経由で快調に小郡まで向かいます。
キリンビール工場のコスモスは、テレビ中継では何度も見ていましたが、やはり1000万本の実物には圧倒されます。見た感じでは300×200m位の土地に、立寸の余地もない位ピンクや白の花が満開に咲き誇っています。背丈も高い上、花弁も少し大きく、花を1つ1つ見ても秋の陽光に照らされ、活き活きとしてすばらしいの一言です。到着したのが9時過ぎでしたので、まだ人影はまばらでゆっくりと散策しながら花見をすることが出来ました。これだけ広がりがあるので、展望台があれば全貌が見え、また感激もひとしおかなと感じるのは来た人で沢山いたのではないでしょうか。ビールレストランのところは若干の高台ですが、10mの高さは欲しいところ。地域の農産物を始め、各種出店も出ており覗きながら暫しの休憩です。
次の目的地は紅葉見物です。勿論平地ではまだ紅葉は始まっていませんので、山間部に向っ て走ります。久住の山並みまで行けば紅葉していると考え玖珠町、町田バーネット牧場経由で長者原へいざ出発。
途中の天ヶ瀬の慈恩の滝は3日前に降った雨で増水しており、滝裏めぐりの人たちは濡れ ながら通り抜けしている様子でした。トイレタイムの目的で寄り道したのですが、何処を探してもトイレは見当たらず、観光地には是非物だと思うのですが・・・玖珠町で給油するときに皆揃って用足しです。ガソリン満タン、逆に体は身軽になっていざやまなみハイウェイへ。
時は既に12時を回っていたので、途中のもみじ茶屋で昼食です。駐車場が満車状態なので店内も一杯かなと思ったのですが、丁度入れ替わりのタイミングでさっと座って地鶏ソバを注文。売店のかしわ飯もおいしそうだったので1パックを3人で賞味しました。
この時期久住の1000mを越えるあたりは紅葉しており、茶色の中に赤く紅葉した木々が 見受けられます。湧蓋山、三俣山、泉水山と見える山は全て紅葉しているのは勿論、草原のススキの穂が適度に開き、逆光で見るととても輝いて見えます。山の秋、日本の秋を感じます。 硫黄山の噴煙もまっすぐ立ち上り、快晴の中登山者も今日は最高の日和だったと思います。長 者原駐車場の車と人の混雑をよそに、やまなみハイウェイを快適に北上します。高原の澄んだ空気で深呼吸しながら、周りの悠々とした山々、大草原を眺めながらのツーリングはバイクライダーにとって至福の時です。
帰りは日田市で梨、メロン、駄菓子のお土産を地元の八百屋で仕入れ、安さに満足です。 途中の筑後川の河川敷は夏の九州北部大災害で様変わりしているかと思いきや、綺麗に片付いていました。途中の柿、梨畑の横を快調に走行。甘木付近で野中さんと別れるので、ティータ イムの場所を探し、386号バイパスへ入って直ぐのケーキ屋さんでケーキセットをと考えたのですが、入ったら喫茶コーナーは一杯で泣く泣く撤退。幸いな事にその店を出て数百mの所に、小さなカフェを見つけ無事にティータイムでくつろぐ事が出来ました。さすがにフルーツ の産地、つき出しで柿を出してくれました。コーヒも2杯目を勧められ、暫し時間を忘れることが出来ました。
今回は帰路に往きと同じルートで帰ろうとしたのですが、小郡駅周辺で不案内の為遠回り。コスモス渋滞もあったと思いますが、車の横を通り抜けるのに時間が掛かり、最短コースとはいきませんでした。それでもいつもの三瀬峠越えに比べると17時台には帰り着きました。 時間短縮には有効なので、もう少し朝倉、小郡辺りのルート探索の必要を感じました。(by平田)
野芥 → 小郡市 → 甘木キリン工場 → 日田市 → 玖珠町 → 久住長者原 → 水分峠→ 日田市 → 朝倉市 → 小郡市 → 野方