====== - 2024年07月01日(月)~11(木) ====== 参加者:林、石橋、平田正義 走行距離:2,840km 記録:平田正義 |< 100% 60px 175px 500px>| ^ ^ スケジュール ^ 備 考 ^ | 1日(月) | 新門司港(18時40分発)→ | | | 2日(火) | 神戸港(7時10分着)\\ 敦賀港(23時55分発)→ | 竹田城跡、経ヶ岬、伊根舟屋、天橋立 | | 3日(水) | 苫小牧東港(20時30分着)\\ 苫小牧市 宿泊 | | | 4日(木) | 北海道1日目\\ 留萌市 宿泊 | 支笏湖、神威岬、留萌 | | | 5日(金) | 北海道2日目\\ 紋別市 宿泊 | オトンルイ風力発電所、オロロンラインの直線道路、北防波堤ドーム、白い貝殻の道、宗谷岬、エサヌカ線、カニの爪、紋別 | | | 6日(土) | 北海道3日目\\ 釧路市 宿泊 | サロマ湖、能取岬、小清水原生花園、天空へと続く道、オシンコシンの滝、知床横断道路、納沙布岬、釧路 | | | 7日(日) | 北海道4日目\\ 旭川市 宿泊 | 釧路湿原、タウシュベツ川橋梁、三国峠、層雲峡、旭川 | | | 8日(月) | 北海道5日目\\ 苫小牧東港(23時30分発)→ | 就実の丘、マイルドセブンの丘、四季彩の丘、日出公園ラベンダー園、ジェットコースターの路、パノラマロード江花、ファーム富田、美瑛青い池 | | | 9日(火) | 敦賀港(20時30分着)\\ 敦賀市 宿泊 | | | | 10日(水) | 泉大津港(17時30分発)→ | 琵琶湖、彦根城、宇治平等院 | | | 11日(木) | 新門司港(6時着) | | |  ライダー垂涎のツーリングコース、北海道1周。以前から話は出ていたが、実現するには困難な事も多く、ネット情報を参考に計画案づくり。5月頃からコース選定、実施時期を具体的に検討開始。思い立ったが吉日、有言実行、体力がある内に行くぞ!  ツーリング概要は、旅行日2024年7月1日(月)~11日(木)、全日程11日間、その内訳は船中泊4日(阪九フェリー12時間、新日本海フェリー22時間)、ホテル泊6日(苫小牧市、留萌市、紋別市、釧路市、旭川市、敦賀市)、全走行距離2,840km(内道内2,055km)。今回かかった費用はフェリー・宿泊費で13万、ガソリン代1.1万、高速代9千、その他食事・土産代含め20万弱。フェリー上で4泊はさすがに長いと感じたが、関西までは入浴後夕食を摂り寝ていると到着。日本海は沖合を航行するので陸地が大半見えず、ボーっとするのも良いが、何か暇つぶしを準備していた方が良いと思う。それにしても自走に比べ、船旅は楽だった!  日程の半分は曇り時々雨となり、雨具を1日3回脱ぎ着することもあったが、400km以上走った日は曇り時々晴れだったので雨具着用無し。期間中の最高気温は25℃以下で、雨が降ったりすると冬物の衣類で丁度良い感じ。道路設置の温度計では昼間20℃のときもあった。ラベンダー畑、原生花園では開花している夏の花を堪能。これでもかというほどの直線道路、スケールの大きいジャガイモ、そば、小麦、ビート、ラベンダー畑等の花畑と作物畑を堪能。経ヶ岬、神威岬、ノシャップ岬、宗谷岬(最北端)、能取岬、納沙布岬(最東端)の岬巡りも充実。グルメに関しては刺身、ジンギスカン、メロンソフト、ラーメン、豚丼等の名物は堪能できたが、時価6,800円のうに丼にはさすがに手が出せなかった。  北海道ツーリング情報として、タイヤの真ん中しか擦り減らないと出ていたが、帰宅して跡が残る摩耗した部分を実測した。何とど真ん中の5cm幅しか擦り減っていなかった。九州内のツーリングではコーナー走行も結構あるので、まんべんなく擦るのでこんな減り方は初めてだった。 {{blog:2024:240712-5cm幅だけすり減ったタイヤ.jpg}}  ど真ん中5cmだけで走行! ---- 【7月1日(月)】90km  16時15分~17時30分 小雨 福岡 →(高速道90km )新門司  10日間天気予報では、北海道は概ね晴れとなり、雨の心配はそれ程ないかなと安心したが、出発直前の予報では少しずつ雨マークも出現。新門司まで向かう九州自動車道では雨を心配したが、宗像辺りの峠を越えるときに霧雨程度の雨に逢っただけで済んだ。  新門司から関西までのフェリーは昨年7月の能登半島ツーリング以来。3人揃ったところで窓口へ、WEB予約済だったので乗船手続きはスムーズ。二輪は5台しかおらず、10人部屋のスタンダード洋室では3人の貸し切り、乗船したら明日以降に備え、入浴後レストランで乾杯付きの食事をし、併せて行程の打合せを行う。 {{blog:2024:240701-フェリーせっつ.jpg?400}}  阪九フェリー せっつ(新門司港 → 神戸港) ---- 【2日目】390km 7時10分~18時30分 雨 神戸六甲アイランド(7時10分) → 神戸三田IC →春日IC  →E72→ 竹田城跡(9時30分) →R9→ R483→ R178 →経ヶ崎灯台(14時)→ R178→ 伊根舟屋(14時40分) → 天橋立(15時10分) → E27→ 敦賀(18時30分)   敦賀港(23時55分 発) →苫小牧東港(20時30分 着)   神戸港に着くと雨は降ってはいなかったが、この日の近畿地方の予報では1日雨マーク。高速に乗ると途中で雨具着用のために停車出来ないので、最初から雨対策を万全にし、下船する。ナビでは一度一般道に降り、六甲トンネルを抜ける。北近畿道に入るころから雨模様となり、この日は1日雨にたたられる。 {{blog:2024:240702-神戸港へ間もなく着岸.jpg?340}}{{blog:2024:240702-フェリー下船準備.jpg?340}}      神戸港へ間もなく着岸                  下船準備  竹田城跡は兵庫県の中央部北寄りに位置し、雲海に浮かぶ石垣写真で一躍有名となった。山頂は海抜353mで、麓から登るわけではないが、途中の駐車場からでも40分は掛かるといわれ、往復タクシーを利用した。それでも降車駐車場から800m15分程度かかる山道を登ることになる。こんな山頂に立派な石垣を作った労苦は大変なもので、これまで見て来た山城では一番の大作だった。幸い竹田城跡見学中は雨に逢わなかったが、駐車場に戻ると雨が降り出し、以後夕方までは完全には上がらなかった。 {{blog:2024:240702-竹田城.jpg?400}}    竹田城跡  次は、丹後半島の経ヶ岬を目指す。途中の道の駅「くみはま」でランチタイム。経ヶ岬はガスに覆われ近くにあるはずの灯台も、眼下の日本海も見渡せず、そそくさと退散。丹後半島を右回りに進むと、途中伊根の舟屋があるが、雨もひどかったので写真をとる為だけに立ち寄る。波穏やかな若狭湾の最奥部に位置し、家屋と一体の舟屋という発想が出て来たのだろう。海岸線に数十軒も並ぶと壮観。周辺は台湾人?観光客で賑わっていた。 {{blog:2024:240702-伊根の舟屋.jpg?400}} 伊根の舟屋  敦賀に向かう途中で天橋立に立ち寄るが、40年前の記憶ではバイクで橋立を通行出来たが、現在では125cc以下でないと進入禁止となっている。北側入り口で記念写真だけ撮ってここも退散する。 {{blog:2024:240702-天橋立北側入口.jpg?400}}       天橋立北側入り口  1年前に訪れた三方五湖横を北陸道で通過し、18時30分には敦賀港へ到着。待合室で夕食を摂って、これからの北海道まで22時間の船旅に備える。天気が良ければ他に時間つぶしもあっただろうが、ひたすら5時間乗船時間まで待つ事になる。ここから乗船したバイクは15台程、まだ夏休み前で混雑は無し。時間も遅かったので、入浴後2段ベットで横になる。 {{blog:2024:240702-敦賀港で乗船待ち.jpg?400}}     敦賀港で乗船待ち ---- 【3日目】28km 22時20分~22時50分  曇り  苫小牧東港(20時30分 着)  苫小牧市ホテル (22時50分)  船上での時間つぶしとして1日2本の上映映画鑑賞、持ち込みメディアプレーヤーで音楽鑑賞、海を見てぼーっとする等がある。他に船内設備ではトレーニングルームで自転車こぎ、露天風呂・サウナ風呂、ゲームセンター等がある。航路中間点では、僚船とすれ違う際のアナウンスと汽笛が感動的だが、何せお互い25ノットの高速なので見えたと思ったら消えていった。夕方、津軽半島が見えてきたときは、やっと北海道まで来たという気分が高まる。  いざライダー憧れの北海道上陸かと思われたが、林さんのNinjyaのスターターが回らず船内スタッフに始動バッテリーを準備して貰うも、尚エンジンが掛からず、JAFを呼ぶ。調べて貰ったら、ブースターケーブルのワニ口が車用で大きすぎ、きちんとターミナルを掴めていなかったのが原因と分かった。バッテリー上がりの原因は、ハンドルロックに2パタンあって、1つは消費電力が大きく22時間で消耗していたようだ。幸いその後のツーリングには影響なかった。2時間近く遅れて下船し、苫小牧駅前のホテルに向かう。夕食は船上で済ませているので、後は風呂に入って明日以降のツーリングに備える。これから先の天気予報が心配だが、半分は曇り後雨といった感じで、また北海道は広いので、行き先によっても変わる。1日400kmも移動すると天気の変わり目にも遭遇する。 ---- 【4日目】410km 7時30分~18時20分 曇り時々晴 苫小牧(7時30分) →R276 →支笏湖 → R453 → R276 →R229 →神威岬(11時15分) →R275 → E62 →留萌(18時20分)  北海道上陸2日目、実質的には今日が北海道ツーリングの初日になり、天気を心配しながらの走り出しとなる。スタート時は曇り空だったので雨具は無し。苫小牧市内を少し走るとR276は直線道路となり、鹿飛び出し注意の樹林帯が両サイドに広がる。この日、郊外の家の庭先で鹿を初見。いかにも北海道らしい風景の始まり、これから走り抜けるツーリングロードへの期待感が高まる。  支笏湖横のR276は樹林帯に阻まれ展望がきかず、最後まで全容を見ることができず。蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山が見え出す喜茂別町付近は、紫と白い花が満開のジャガイモ畑の広さに驚く。とても大型農業機械なしでは栽培は出来ない。 {{blog:2024:240704-喜茂別町ジャガイモ畑.jpg?400}}    喜茂別町のジャガイモ畑、後方は羊蹄山  昼前に着いた神威岬駐車場には既に大型観光バス5台と、レンタカーで一杯。先端の灯台までの狭い散策路に観光客の列が連なる。観光客がここまで多い所とは知らず訪ねたが、行列をすり抜け、強風にもがきながら進む。海岸線の段丘にはエゾカンゾウの群落やハマナスの花もありで岬感を十分堪能する。小樽へ向かう途中、寿司屋の海鮮丼でもと考えたが、うに丼が驚異の6,800円だったので、寿司定食1,500円で我慢、夜の温泉宿飯に期待する。 {{blog:2024:240704-神威岬.jpg?340}}{{blog:2024:240704-神威岬灯台.jpg?200}}    神威岬遊歩道                     神威岬灯台  石狩市から留萌まで走る予定の日本海オロロンラインは、ナビ案内を見誤り内陸路線(R275)となる。逆方向の10数キロの間に、速度取り締まりを2回見かけて気を引き締める。不遇にも2回切符を切られた人もいたのではないかと老婆心ながら心配する。  ホテルは歴史を感じさせる佇まいだが、留萌市の唯一の温泉らしく、立ち寄り湯もやっていた。夕食は今回最初で最後の部屋食で、魚料理を中心としたメニューだった。今日の軽く流した410kmに満足し就寝。宿周辺には公園を兼ねたキャンプ場もあったが、熊注意の警告板があった。 {{blog:2024:240704-留萌市ホテル神威岩.jpg?400}}     留萌市ホテル神威岩 ---- 【5日目】425km 7時30分~17時15分 曇り時々晴 留萌(7時30分) →R239日本海オロロンライン → R232→ r106オトンルイ風力発電所(10時) →r106 →ノシャップ岬(11時10分) →稚内防波堤ドーム(11時25分) →白い道(12時) → R238 →宗谷岬(12時20分) → R238 エサヌカ線(13時30分) → R239紋別市(17時15分)  オトンルイ風力発電所は日本海からの風を受ける海岸草地の中に林立し、九州では見られない圧巻の光景。更に稚内へと続く道路は宗谷サンセットロードと呼ばれ、大きなオロロン鳥のモニュメントもある。一帯は利尻礼文サロベツ国立公園に指定され、利尻島を対岸に眺める気持ちの良い海岸道路。途中の駐車場で、はまなすの花を発見。周囲に人工物が何もない海岸線道路は左手に海、右手に草原とサンセットを見たい衝動に駆られる気持ちいいー道である。 {{blog:2024:240705-オトンルイ風力発電.jpg?340}}{{blog:2024:240705-宗谷サンセットロード.jpg?340}}      オトンルイ風力発電所             宗谷サンセットロード、後方は利尻島  ノシャップ岬からが利尻島を望む最後のスポットで記念撮影し、樺太航路があったころに作られた稚内防波堤ドームへ向かう。コンクリートの造形物としてはビックリする程の大きさと曲線美。ホタテ貝を敷いた白い道は全線走ると遠回りとなり、砂利道の様に走りづらいので、ゴール地点側から500m程逆走し、記念写真のみ撮って引き返す。 {{blog:2024:240705-ノシャップ岬.jpg?340}}{{blog:2024:240705-稚内防波堤.jpg?340}}     ノシャップ岬                          稚内防波堤ドーム {{blog:2024:240704-白い道.jpg?340}}{{blog:2024:240705-食堂最北端.jpg?340}}        白い道                            食堂 最北端 {{blog:2024:240705-宗谷岬.jpg?400}}            宗谷岬  宗谷岬でお昼時になったので、自称最北端の食堂で北海道塩ラーメンを賞味。猿払村道エサヌカ線は牧草地帯に作られた直線道路で、観光バスも来るような名物道路。陽炎が揺らぎ真っすぐな道の終点が見えない。 {{blog:2024:240705-猿払村道エサヌカ線.jpg?400}}     猿払村道エサヌカ線  稚内からオホーツク海沿いを200km近く走って紋別市に到着。まだ時間に余裕があったので、海岸にある10m程のカニの爪モニュメントと、砕氷船初代ガリンコ号の見学に立ち寄る。夕食はホテル近くのはまなす通りで居酒屋に入り、地元グルメを肴に今日の反省会と、明日の宿泊地やルートについて打ち合わせを行う。天候次第で行程が見えないので、2日先のホテルを自転車操業的に予約する。 {{blog:2024:240705-カニのモニュメント.jpg?340}}{{blog:2024:240705-初代ガリンコ号.jpg?340}}    カニの爪モニュメント                  初代ガリンコ号 {{blog:2024:240705-紋別市居酒屋.jpg?340}}{{blog:2024:240705-はまなす通り.jpg?340}}      紋別市居酒屋                          紋別市はまなす通り ---- 【6日目】560km 6時~18時50分 晴れのち雨 紋別市(6時) →R239サロマ湖(6時50分) →R239能取岬(8時) →小清水原生花園 →天空へと続く道(9時50分) →R334 →オシンコシンの滝(10時20分) → 知床峠(11時30分) →R335 →R244 →風連湖(14時30分) →R44 →納沙布岬(15時40分)  →R44 →釧路市(18時50分)  午前中は天気良好で、前日に続きオホーツク海沿いをサロマ湖、能取岬と回る。走行中、雨には逢わないものの台風並みの風で、油断するとハンドルを持っていかれそう。斜里町に入り天空へと続く道に到達、折角の展望台でも風に悩まされる。 {{blog:2024:240706-サロマ湖.jpg?340}}{{blog:2024:240706-能取岬.jpg?340}}         サロマ湖                        能取岬灯台 {{blog:2024:240706-天空へと続く道.jpg?340}}{{blog:2024:240706-オシンコシンの滝.jpg?340}}       天空へと続く道                      オシンコシンの滝  知床峠に入る前にオシンコシンの滝で休憩。崖から滑り落ちる白い瀑布が印象的だった。知床峠を登り始めると一転雨でしかも濃霧となる。視界10m以下の知床峠越え、午後に風連湖で出会った粕屋町から来た人は途中で引き返したとか。峠の下りにかかると、気温・湿度条件が増々悪化し、ヘルメットに付着した水滴で視界が効かず、石橋さんは路肩に停まりシールドを吹き上げ再スタート。当初、知床峠を下ったウトロ側では晴天のまま国後島が見えると期待しながら走るも、結果は見ることは出来きず、残念! {{blog:2024:240706-風連湖.jpg?340}}{{blog:2024:240706-納沙布岬.jpg?340}}        風連湖                            納沙布岬  根室半島を時計回りに納沙布岬に向かうが、地形的に霧が出やすい根釧地方では、行く先々で霧が発生中。積雪の為道路幅が広くとってあるのが幸いし、それ程のスピードダウンをせずに草原の道を走り抜ける。納沙布岬は歯舞諸島が一番近くに見える場所だが、2回目の訪問となる今回も果たせず。この日は走りやすいルートでもあり、翌日以降の天候も考慮し560km走って釧路に宿泊する。一般道をこれほど長く走ったことはないが、絶景とスリルに富んだツーリングで疲労感は余り感じず。夜は1回目のジンギスカンを夕食とする。 ---- 【7日目】280km 7時30分~15時 曇り一時雨 釧路市(7時30分) →釧路湿原(8時) → R240 →E38 →R241 →R273 →タウシュベツ川橋梁(11時30分) →層雲峡(12時40分) → R39 →旭川市(15時)  霧に霞む釧路湿原展望台に向かうが、見通しが効かない。でも湿原の雰囲気だけと遊歩道を10分程散策するも、林の中を抜けきらずに何も見えなかった。展望台駐車場で人慣れしている鹿の親子に遭遇。 {{blog:2024:240707-釧路湿原展望台.jpg?400}}      釧路湿原展望台  次は層雲峡へと向かう。当然ナビによるルート案内。どこで血迷ったのか離合困難な林道(県道)に入り込んだ時、道路と直角に直線の筋が入り、しかも5mおきの湾曲になって、とても走り心地が悪かった。その振動でナビの固定金具も一部破損、数キロも続いていたので人工的だと思うが筋を入れていくだけでも大変な労力で、全くいらんことをしてくれる。場所によっては国道でも湾曲の部分があった。自然林の中に続く林道は、鹿は勿論熊がいつ出てきてもおかしくないような道の連続で、ナビに文句を言いながら走り抜ける。  タウシュベツ川橋梁が途中にあるので立ち寄る、といっても近寄れないので数百メートル先にあるのを遠望するだけ。ここでも熊の目撃情報の注意看板にびくっとしながら樹林帯を進むが、その他大勢の鈴を鳴らす人もいるので大丈夫。廃墟の様な橋梁は徐々に崩壊が進んでいた。展望が効くはずの三国峠を越えて層雲峡に向かう。残念ながら雨、霧で素通りとなる。層雲峡では、冷えた体のご褒美に旭川ラーメンと豚丼で栄気を付ける。 {{blog:2024:240707-タウシュベツ川橋梁.jpg?340}}{{blog:2024:240707-タウシュベツ川橋梁説明板.jpg?340}}       タウシュベツ川橋梁                     タウシュベツ川橋梁説明板 {{blog:2024:240707-層雲峡.jpg?340}}{{blog:2024:240707-層雲峡で昼食.jpg?340}}      層雲峡                           層雲峡で昼食 ラーメン・豚丼セット  雨対策にオーバーブーツを準備していたが、前側にファスナーが付いていたので殆ど役に立たず。余りにも靴が濡れてしまうので旭川市で北海道旅土産として長靴を購入。今日は280kmと走行距離が短かったので、15時に旭川に到着。ただホテルのチェックインは16時からだった。  夕食はグルメ評価の高いジンギスカン屋で、かわいい羊のイラストエプロンを付け、ジンギスカン焼肉に舌鼓。高層ビルが林立する旭川駅傍のホテルに宿泊したが、翌朝ジョギングに出ると、駅の南側には自然が残る忠別川が流れ、そのギャップに驚く。 {{blog:2024:240707-旭川ジンギスカン.jpg?340}}{{blog:2024:240707-何処がうまいか_.jpg?340}}     旭川市 ジンギスカン焼肉                何処がうまいか? ---- 【8日目】335km 8時~18時 曇り時々雨 旭川市(8時) →R37 →就実の丘(8時45分) →マイルドセブンの丘(9時30分) →ジェットコースターの道(10時) →四季彩の丘(10時20分) →日出公園ラベンダー公園(11時) →パノラマロード江花(11時30分) →ファーム富田ラベンダーイースト(12時) →美瑛青い池(14時) →R237 →苫小牧東(18時)   苫小牧東港(23時30分 発)  旭川空港近くの就実の丘は小麦畑、ジャガイモ畑が一面に広がり、北海道の大地の豊かさを思わしめる場所。写真クラブの仲良し女性3人組に写真を撮ってもらおうと1枚お願いしたら、ここも良い、あっちも良いと勧められる。マイルドセブンの丘は昔の写真と比べ、樹木の数が少なかった。富良野、美瑛は花畑と畑作台地が広がり見どころ多数。丘陵地に畑が広がり、それを貫く直線道路は40~50mのアップダウン道路。それも連続してアップダウが続き、まさしくジェットコースターの路のネーミングがピッタリだ。 {{blog:2024:240708-就実の丘_案内板.jpg?340}}{{blog:2024:240708-就実の丘.jpg?340}}      就実の丘 案内板                           就実の丘 {{blog:2024:240708-マイルドセブンの丘.jpg?340}}{{blog:2024:240708-ジェットコースターの路.jpg}}   マイルドセブンの丘                         ジェットコースターの路 {{blog:2024:240708-日出公園ラベンダー公園.jpg?340}}{{blog:2024:240708-日出公園ラベンダー公園2.jpg?340}}     日出公園ラベンダー園                  日出公園ラベンダー園 {{blog:2024:240708-日出公園ラベンダー公園3.jpg?340}}{{blog:2024:240708-ファーム富田ラベンダーイースト.jpg?340}}     日出公園ラベンダー園                 ファーム富田ラベンダーイースト  ラベンダーは品種によって満開とこれからのものがあるが、今が花見シーズンといって良い。上富良野の日出公園ラベンダー園はラベンダーに特化して植栽され、十勝連峰や上富良野の街並み全体を見渡せるビュースポット。山並は見えなかったが、一面のラベンダー畑は映えスポットだ。ファーム富田ラベンダーイーストではラベンダーソフトを食べ、暫し雨宿り。加工用のラベンダー畑も一見の価値あり。  中富良野で野菜カレーの昼食後、白金青い池へと雨が一番ひどい時に向かう。青い池は神秘的で必見の価値ありだが、オーバーツーリズムで入場料徴収計画がある位、観光バスが10台以上、道路には駐車場待ちの車の行列。駐車場入り口は二輪専用があるのに、精算出口が1つで出庫まで時間が掛かった。 {{blog:2024:240708-青い池全景.jpg?340}}{{blog:2024:240708-青い池.jpg?340}}        青い池                           青い池  富良野で贅沢にもカットメロンにソフトクリーム(1,200円)を載せたスイーツを賞味。富良野メロンは気になってはいたが、国道サイドに専門店があったので飛び込んだ。メロンとソフト、2重の幸せをかみしめる。  苫小牧東港には18時に到着、乗船まで時間がありすぎるので、15km位離れた場所でソバと天丼のセット夕食。このころには雨も止み、日が暮れた中で北海道を走り納とする。 {{blog:2024:240708-カットメロンソフトクリーム.jpg?340}}{{blog:2024:240708-北海道最後の食事.jpg?340}}    カットメロンソフトクリーム                  北海道最後の食事 ---- 【9日目】15km 20時30分~21時 曇り 敦賀港(20時30分 着)  敦賀市ホテル(21時)  往路と違い梅雨前線の影響で波高が3~4m位と、船内アナウンスで船長から説明を受ける。道理でピッチング、ローリングを伴いじっと座っていると左程感じない揺れでも、歩くと真っすぐに歩けない、まるでフラフラ千鳥足状態。船酔いまではなかったが長さ200m、17,000トンフェリーでもじわっと揺れるものだ。明日以降の観光予定とたわいない会話、帰路は慣れたものでサウナと映画等で時間を過ごす。 {{blog:2024:240709-敦賀港着岸.jpg?400}}    敦賀港着岸 ---- 【10日目】210km 7時30分~16時45分 曇り 敦賀市(7時30分) → R8→ r2→彦根城(9時20分) → r25→ R1→宇治平等院(13時40分) → R26→ 泉大津(16時45分)  泉大津港(17時30分 発)フェリーいずみ   琵琶湖沿岸を走る湖東線の内、出来るだけ湖畔道路を選択しながら走行。途中で国道を外れ、集落内の県道も含め、若干狭い道あり。途中、林さんが寄ろうと提案したNHK番組ドキュメント72時間で紹介された湖畔のあのベンチを目指す。 {{blog:2024:240710-nhkドキュメント72時間ロケ地あのベンチ.jpg?340}}{{blog:2024:240710-彦根城と玄宮園.jpg?340}}   NHKドキュメント72時間ロケ地あのベンチ               彦根城と玄宮園 {{blog:2024:240710-彦根城とひこにゃん.jpg?340}}{{blog:2024:240710-平等院.jpg?340}}      彦根城とひこにゃん                     平等院  石橋さんが昼食を摂った「すき屋」にリュックを忘れ、平等院から少し走った所で気づき単独で引き返す事になり、林さんと平田はそのまま泉大津に向け一般道を進む。ナビでは16時過ぎに到着予定で進んでいたが、大阪に入るとR1の交通渋滞が酷くなり、しまいには殆ど流れなくなった。気は焦りながらも渋滞にはまり、やっとの思いで16時45分に泉大津に到着したが、先着予定の石橋さんのバイクは見えず。石橋さんは遅れを取り戻す為、高速利用したが、途中でナビの電源が入らなくなり、ルート検索に迷い、途中下車した事を含め苦戦したそうである。先着組は乗船時間に間に合うか気をもんで待っていると17時石橋さん到着。奇跡の様に一緒に帰福出来ることに互いに喜び合った。帰りのスタンダード洋室も3人の貸し切りとなり、周りを気にすることなくゆっくり船旅を楽しむ事が出来た。 ---- 【11日目】100km6時~7時45分 雨 新門司(6時) → 福岡(90km )  野方(7時45分)  下船前、北九州地区は線状降水帯、大雨警告等の予報が出され、公立学校は休校措置まで取られる。帰路の高速走行を心配した。雨具を着込んで走り出すと、速度制限が50km、80km規制と出ていたが、全線小雨程度で済み無事に帰宅。トータル2,840km、11日間に及ぶ北海道ツーリング。念願のツーリングコースを無事走り終えて帰ったら、汚れた愛車のメンテナンスをし、また次に備えよう!