====== - 2012年07月16日(月祝) ====== 雨 参加者(野中、林、平田)  125km(8時15分~14時)  昨日のツーリングは50%の降水確率でしたが、朝空を見上げるとまだ雨雲らしきものは見当たらず、時折晴れ間も見えていましたので、決行しました。  行き先は天気を見ながら決めようという事ですが、西に向かって走りました。二丈浜玉有料道路を通って福吉まで行き、それから南下し白木峠を抜け、日本滝100選にも選ばれている七山の観音の滝まで行きました。北部九州大豪雨災害が起きた今回の天候の為か、滝は物凄い水量で観音様の優雅さは微塵も無く、濁流が轟音と共に流れ落ちていました。何度か来ましたが、これほど迫力ある暴れ滝を見たのは初めてでした。樫原湿原が近いので行こうとしたら、道路が未舗装だったのであきらめ、厳木町を目指して山岳道路を抜けました。この頃から雨合羽の登場です。最初は大した雨でもなく、これ位ならとたかをくくっていたら午後からとんでももない目に会うことになります。  小雨の中、厳木の道の駅にたどり着きました。ここは屋根付きの無料休憩室あり、地産のお土産もあり、雨宿りをするにはもってこいです。時計を見るとまだ10時30分ですが、雨は強くなってもこれ以上止む事は考えられないので、帰りつつ途中で昼食を取ることにします。  雨降りにも拘わらず小城市の清水の滝を見て、三瀬で昼食をと考えたのですが、ここも普段の優美な滝とは違い、近くの遊歩道が水没しショートカットが出来ないくらいの水量です。涼感も度を過ぎるくらいです。駐車場に戻った時に、旅館街の入口に鯉料理のメニューが置いてあり、雨宿りも兼ねて話の種に食べてみようかということになりました。  清水という旅館に入ると、メニューに値段の記載がありません。お店の方からはセットメニューで良いかと聞かれ、訳も分からずそれでお願いします・・・。一体幾らかな、まさか時価はないよねなどと笑いながらセットが出てくるのを待っていました。それは40cmを超える大皿に乗って出てきましたが、鯉の洗いです。これで2人前、後一人用にと30cm超のものまで出てきました。勿論酢味噌でおいしく頂きました。続いて鯉こくも出てきましたが、濃いめの味噌の中に、脂の乗った鯉のアラが沢山。ご飯と一緒に食べると食欲も増し、みなさんお代わりしていました。満足、満足!  それは帰りの三瀬峠の中間辺りで起きました。昼食後は雨が強くなり、合羽の上から当たる雨でも痛いくらいです。一向に止む気配も無く、これは先を急ぐしかないという事で、清水の滝から一路北上しました。雨が強く降っていたので先を急ぐ気のあせりもあったのでしょうが、川のように流れる水の中に砂が溜まっていたせいだと思います、20数年ぶりに横滑りしてしまいました。スピードは40キロ位は出ていたのでしょうが、上り坂だったということもあり、意外と短い距離で止まったと思います。滑った瞬間はあっという間で、後輪が横滑りを始めたと同時に、体も横になり痛みを感じる暇も無く道路の摩擦で止まるのを待つだけです。さすがにバイクの方がブレーキが効くのが早く、体が止まったのはその3~4m先でした。  怪我は左肘に3箇所、左ひざに2箇所の擦傷と打ち身でした。まだ肘を曲げるのは痛いのですが、骨にも異常は無いようです。雨合羽の敗れ具合を見ても、大怪我にならずに済んだというのが正直なところですが、擦り傷なので治るまでそんなに時間は掛からないと思います。ご心配をお掛けしました。やはり雨の日はそれなりの走り方をしないといけないと反省しきりです。  バイクは、左前方のウィンカープラスティック、豆電球が破損、ヘッドライトプラスティックに亀裂、左マフラーの擦れ、ホーンボタンの磨耗、チェンジペダルの変形でした。昨日とりあえず豆電球を交換し、ヘッドランプを接着し、チェンジペダルをたたいて走れるところまでは修理しました。ネットでパーツを探して、出来るだけ修理したいと思います。  教訓として、40%以上の降水確率の時にはツーリングは中止し、もし雨が降ってきたらスリップするのが当たり前の心積もりで走る事。今回は文字通り痛い教訓となりました。(by 平田) 福重 → 二丈浜玉有料道路 → 福吉 → 白木峠 → 七山の観音の滝 → 厳木の道の駅 → 小城市の清水の滝 → 三瀬峠 → 野方